将来の冬季五輪スポーツ(候補)スノーバレーボール!冬でも雪でもバレーボールを楽しめる

バレーボール

バレーボール好きなあなた、「スノーバレーボール」という競技をご存知でしょうか。

今、「スノーバレーボール」と文字をパソコンで入力していても文字変換されないのですが、公式大会も開催されているバレーボールの一種目です。

今ではすっかり屋内スポーツとして定着しているバレーボールですが、起源をたどると実は屋外スポーツとして始まっているのです。

その意味では原点回帰といえる屋外でのバレーボールが近年盛り上がっています!

ビーチバレーに関しては特に海外で人気スポーツの一種となっていますが、今回は何気なく動画を見て知った、「スノーバレーボール」について紹介していきます。

スノーバレーボールとは雪の上でおこなうバレーボール

スノーバレーボールとは、その名の通り雪上でおこなうバレーボールです。

スノーバレーボールとはFIVB(国際バレーボル連盟)が冬季オリンピックを目指し2019年にスタートした、新たなイベントビジネスです。4人1チームの3人制、メンバーチェンジが可能です。雪上は滑りやすく、動きづらく、ジャンプやスピードに負荷がかかりますが、雪の滑りやすさを利用したレシーブ後スライディングなど迫力のあるプレーを見ることが出来ます。バレーボールやビーチバレーボールとはまた違った各チームの作戦など、環境に合わせた頭脳プレー、そして白銀の世界で繰り広げられる一味違うバレーボールです。

「スノーバレーボールジャパン」ホームページより

この説明の通り、雪上でのバレーボールにも特徴があり、体育館やビーチと違った魅力があるスポーツです。

雪の上でバレーをするという発想、、、面白いですね!

雪が積もる地域の方は、積もった雪に飛び込んだ経験があると思います。

バレーボールはその動きの特性から地面にダイブすることがあります。

想像するに体育館より気持ち良く飛び込めそうです。

スノーバレーボールの実際と特徴

筆者はまだスノーバレーボールを体験したことがありませんが、スノーバレーボールのプレー動画を片っ端から見てみました。

複数の動画を見ることで、次のような特徴であることがわかりました。

雪の状態がプレーの制限となることでの面白味

ビーチ同様雪という不安定な地面の上でやるからこそ機敏には動けず、慎重になって小さな動きになるなど攻めのバレーのためには高いバランス感覚が求められる。
また風の影響も大きいため、この環境を味方につけられるゲーム巧者が強みを発揮します。
このように一見やりにくい障壁となる環境を克服するための練習や試行錯誤が逆に面白味と言えそうです。

雪上スポーツならではの服装、靴

雪の中は当然寒いので防寒、暴風対策をした服装ですが、そのうえで体にフィットするものが動きやすいようです。
滑り止めの為、靴はサッカーのスパイクシューズのような裏面に凸凹があるものを使用することになります。映像の中に、普通のスニーカーにわらのようなものを巻きつけ滑り止めを施している方も。

3人プレーで11点制

体育館では6人、ビーチでは2人でプレーしますがスノーバレーボールは3人です。

コートの大きさは体育館より若干狭いのですが、3人という人数は全員がある程度のスペースを守る必要があり、ポジショニングや瞬間の判断が高度に求められます。
ラリーが続くと全員が動き回り続けるので、激しい全身運動を楽しめますね。

また11点制なので、1セットがスピーディーです。
より「流れ」をつかんでいくことが大事になります。

雪の中でバレーボールという特別感

どの動画でも当然ながら辺り一面雪、雪の中でバレーボールをしています。真っ白な世界の中バレーボールをするというだけで、何だか特別感があります。
(筆者の住む地域では年に2-3回雪が積もるのみ)

初めて海の横でビーチバレーをやった時も感動しましたが、異なるスペシャルな体験ができること間違いなしです。

スノーバレー「ボール」の特徴

スノーバレーボールには国際公認ボールがあります。

https://netshop.mikasasports.co.jp/category/2/1310500.html

円周約67cm、重量約270gでビーチバレーボールとほぼ同様のサイズです。

表面はスポンジが使用されており、雪の中でも扱いやすボールです。

スノーバレーボールのネット

ビーチバレー同様、雪上にバレーのネットを張る器具が必要です。

簡易なものでも設置可能と考えられますが、本格的にプレーする場合は(映像を確認したところ)支柱を地面に埋めるための準備が必要になりますね。

スノーバレーボールのこれから

長野大学の野口ら(2019)による『スノーバレーボールの現状と課題-ヨーロッパ選手権の視察を通して-』に、雪上レクレーションの一環として親しまれていたものが、2008年にオーストリアで公式のスノーバレーボール大会が開催されるようになったことがまとめられていました。

2018 年平昌冬季オリンピックの会場では、FIVB(国際バレーボール連盟)や CEV(ヨー
ロッパバレーボール連盟)を中心にエキシビションマッチが開催され、競技の魅力や将来性を発信することで、バレーボール界としてもスノーバレーの冬季オリンピック正式種目へ向けた動きを本格化しているとのことです。

日本での歴史は比較的浅く、「スノーバレーボールジャパン」が普及・発展を目指した活動をしています。

スノーバレーボールジャパンは、2020年にスタートした日本国内におけるスノーバレボール活動を統括する団体です。

日本バレーボール協会と連携を図り、日本におけるスノーバレーボールの普及・発展、広報活動、大会等を行い日本国内のスノーバレーボールを盛り上げていきます。

国際連盟が目指す、冬季オリンピック種目への道のりを歩んでいくことや、スノーバレーボールを1つのコンテンツとして活用、冬場の人口交流を目的とした地域発展の活動も行います。

「スノーバレーボールジャパン」ホームページより

日本でのイベントや大会の情報を発信していますので、スノーバレーボールに関心のある方はぜひチェックしてみてください。

スノーバレーボールについてまとめ

海外では花開き始め、今まさに普及していく段階に入ったスノーバレーボール。

冬場、体育館でバレーボールをやるとレシーブ時に腕が真っ赤になるなど、大変なこともあります。
そんな冬に、雪の中でバレーをする、という発想は素晴らしいですね!

雪の中での球技というのは珍しいだけではなく魅力も満載なスポーツでした。

特に白銀の世界のなか、バレーボールをするということをする特別感は想像するだけでたまらないです。

日本のウインタースポーツ界にスノーバレーボールが入り、雪のふる地域を訪れる人が増えていくのを楽しみにしています。

「スノバレ」と略して言われるようになるのでしょうかね。

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